医療コラム

 No.318:初ガツオの栄養
 No.317:しらすの栄養
 No.316:旬の野菜~春の皿には苦味を盛れ~
 No.315:生姜の力~花粉症症状の緩和に~
 No.314:節分にけんちん汁を食べよう
 No.313:餅を食べてエネルギーチャージ
 No.312:プリン体の多い出汁に注意
 No.311:秋の不調を防ぐ食事~身体も心も健康に~

          過去のコラムの一覧

初ガツオの栄養


2026年5月
管理栄養士 小西

5月に入り、晴れの日が多く、過ごしやすい日もありますが、
八王子では最高気温が30℃近い日があり、暑く感じる日も多いです。

さて、栄養相談では魚を食べましょうというお話をよくします。
しかし、患者さんの中には、魚は調理が大変、また値段が高いため、食べる回数が少なくなるとおっしゃる方が多いです。

現在の旬の魚ですと、初ガツオ(春獲り)があります。
今年は豊漁で、価格も例年よりも値下がりし、手に取りやすくなっています。

今月は、カツオについてお伝えしていきます。








カツオ(初ガツオ)の栄養・特徴



・脂質が少ない
初ガツオの脂質は、100g当たり0.5gです。
また、戻りガツオの脂質は6.2のため、初ガツオの脂質が少ないことが分かります。


・たんぱく質が多い
100g当たり、25.8gとたんぱく質が多いです。
アミノ酸スコアと言う、たんぱく質の質を表す指標があります。
カツオのアミノ酸スコアは100でとても質の良いたんぱく質と言えます。


・鉄が多い
100g当たり、1.9㎎の鉄が含まれています。
初ガツオに含まれる、鉄は、「ヘム鉄」と言われ、野菜などに含まれる非ヘム鉄(吸収率2~5%)に比べ、吸収率は15~25%と高くなります。貧血が気になる方にもオススメです。


・プリン体が多い
100g当たり、211.4㎎のプリン体が入っています。
プリン体は私たちの細胞にある核酸を構成する成分です。アデニンやグアニンなどとして、あらゆる生物の細胞内に存在するため、ほとんどの食品に含まれています。
体内でも、プリン体が産生されるため、食品から摂りすぎなりように注意する必要があります。
カツオはプリン体が多いので、1日の摂取量を80g程度にしましょう。



調理が大変という方、骨があって食べづらい方はぜひお刺身で食べましょう。
お刺身のメリットは、そのまま栄養素を摂取できるため、初ガツオに含まれる
EPA・DHAといった脂肪酸が抜けづらくなります。
ぜひ、旬の時期にお召し上がりください。