医療コラム
旬のたけのこを食べよう
2024年3月
管理栄養士 小西
管理栄養士 小西
3月に入ってから、暖かい日や寒い日があり、寒暖差が激しいように感じます。
洋服や布団での温度調節も難しいですね。
寒暖差で風邪をひいてしまったという患者さんもいらっしゃったので、
身体が冷えないように注意が必要ですね。
さて、春はおいしい食べ物が出てくる季節です。
皆さんは、春の食べ物は何が好きですか?
春の旬の食材で、「たけのこ」があります。
今月はたけのこについてお伝えしていきます。
![](/images/columns/3358288_s.jpg)
たけのこの栄養・特徴
・低カロリー
たけのこは、100g当たり26kcalと低カロリーです。
そのため、ダイエットをされている方にもオススメです。
・タンパク質
たけのこには100g当たり3.6gのタンパク質が含まれています。
これは、野菜類の中でも多いほうです。タンパク質の摂取をしたい方にはオススメです。
腎臓病食でタンパク質の制限をしている方は注意が必要です。
・カリウム
100g当たり520mgのカリウムが含まれており、野菜の中でもカリウム量はトップクラスです。
カリウムは神経の伝達や筋肉の収縮に関わっています。
また、ナトリウムの排泄を促進することで血圧の上昇の抑制をします。
※カリウムの制限がある方は、摂取量に注意が必要です。
・不溶性食物繊維
食物繊維の中で、たけのこには不溶性食物繊維が多く含まれています。
不溶性食物繊維は、腸の蠕動運動を活発化する他、便の量を増やして便秘の予防に役立ちます。
・陰性の食品
たけのこは、短期間で上に育つ性質があるため、マクロビオティックの観点からは陰性の食品で身体を冷やす働きがあります。煮たり焼いたりすると、食材が陽性(身体を温める働き)に傾くので、食材の陰陽のバランスがとりやすくなります。
たけのこは、煮物やお吸い物、炒め物、たけのこご飯、メンマなどさまざまな料理に使えます。
料理も楽しめますね。
栄養も豊富に入っているため、たけのこを食べて元気に過ごしていきましょう。
![](/images/columns/4777331_s.jpg)